
皆さんは水道代って気にしていますか?
私は大学生の頃、3年生になったタイミングで、学部の関係から大学まで通うのが大変になったため引っ越しをしました。
そこで驚いたのが、それまでより水道代が高くなったこと。
そのとき初めて、水道代も安くできないかと考えるようになりました。
それ以来、できるだけ水をムダに使わないことが習慣になっています。
この記事では、一人暮らしの水道代の仕組みや節水のポイント、私が今でも実際に続けている簡単な節水方法を紹介します。
一人暮らしの水道代はいくら?平均額と使用量の目安

水道代を節約する前に、まずは一人暮らしでどれくらいかかるのが普通なのか確認しておきましょう。
総務省の家計調査をもとに、賃貸(民営借家)に住む一人暮らしの上下水道料を確認すると、1か月の平均は1,909円です。

ただし、水道代は住んでいる地域による差が大きく、平均より高いからといって必ずしも水を使いすぎているとは限りません。
一人暮らしの水道代は1ヶ月・2ヶ月でいくら?
賃貸で一人暮らしをしているなら、上下水道料は1か月約1,900円がひとつの目安になります。
1か月平均1,909円を単純計算すると、2か月で3,818円、1年間では22,908円です。
水道料金は2か月ごとに検針・請求される地域も多いため、請求額が4,000円近くても、それだけで高いとはいえません。
まずは請求書や検針票を見て、何か月分の料金なのか、どれくらいの水を使っているのかを確認してみましょう。
水道料金は住んでいる地域によって違う
水道料金は全国一律ではなく、住んでいる地域によって基本料金や料金体系が異なります。
また、一般的には水道料金と下水道使用料を合わせて請求されます。
一人暮らしでは使用水量が少なく、基本料金の範囲内で済む地域もあります。
| 地域 | 少量使用時の上下水道料金 | 基本料金などで収まる水量 | 2か月なら |
|---|---|---|---|
| 東京都23区 | 約1,562円/月※ | 上水道5㎥・下水道8㎥まで | 約3,124円 |
| 大阪市 | 1,540円/月~ | 1㎥目から従量料金あり | 3,080円~ |
| 札幌市 | 2,112円/月 | 10㎥まで | 4,224円 |
| 北海道夕張市 | 4,584円/月 | 8㎥まで | 9,168円 |
※一般家庭向けの料金をもとにした目安です。実際の料金はメーター口径や使用条件などによって異なります。
たとえば札幌市では、月10㎥までは上下水道とも基本料金の範囲なので、使用量を8㎥から6㎥に減らしても料金は変わりません。
ちなみに、日本水道協会の過去の調査では、兵庫県赤穂市が全国で最も水道料金の安い地域でした。
ただし、その後料金改定が行われ、現在では上の表にある大阪市と大きな差はありません。
一方、夕張市は同じ調査で、月20㎥使用した場合の水道料金が全国で最も高かった自治体です。
私も大学生の頃、引っ越しただけで水道代が高くなって驚いた経験があります。
このように水道代は使った量だけでなく、住んでいる地域によっても大きく変わります。
一人暮らしの水道代を安くするために私がやった3つの節水方法

水道代を節約するといっても、毎日の生活で水の量を細かく気にするのは面倒です。
そこで私が意識したのは、無理に水を使わないようにするのではなく、ムダに流している水を減らすことでした。
実際に今でも続けているのが、節水シャワーヘッドへの交換と、歯磨きや洗い物のときに水を出しっぱなしにしないこと。
どちらも一度習慣にしてしまえば、それほど意識せずに続けられます。
安い節水シャワーヘッドに交換する
まず私がやったのが、普通のシャワーヘッドから節水シャワーヘッドへの交換です。
節水シャワーヘッドは、水が出る穴を細くしたり配置を工夫したりすることで、少ない水量でも十分な勢いを感じられるように作られています。
そのため、シャワーヘッドを交換するだけでも、毎日のシャワーで使う水の量を減らすことができます。
私が現在使っているのは、SANEIのレイニーストップです。
この商品を選んだ理由は、約50%という高い節水率に加えて、手元で水を止められるストップボタンが付いていたこと。それでいて値段も手頃だったからです。
シャワーヘッドには美容機能などを売りにした高価な商品もありますが、私の目的はあくまで節水だったので、このくらいシンプルなもので十分でした。
実際に使ってみると、水流が細かく肌に当たる感じも滑らかで、使い心地も気に入っています。
そして、使い始めて特に便利だと感じたのが手元のストップボタン。
普通のシャワーだと、シャンプーをしている間なども、そのまま水を流しっぱなしにしてしまいがちです。
わざわざ蛇口で止めるのは面倒ですが、手元にストップボタンがあれば、その場ですぐに水を止められます。
簡単なので、朝など立ってシャンプーする場合でも習慣にもなりやすいです。
正直なところ、シャワーヘッドを交換して水道代がいくら安くなったという実感まではありません。
それでも、シャワーヘッド自体で約50%節水でき、さらにストップボタンで流しっぱなしの時間も減らせるので、以前より使う水の量は確実に少なくなっています。
節水目的なら、高価なシャワーヘッドを選ぶ必要はないと思います。
安いものでも節水率が高く、ストップボタンが付いた商品はあるので、この2つを確認して選ぶのがおすすめです。
すすぎ1回の洗剤を使って洗濯の水を減らす
洗濯で使う水を減らすなら、すすぎの回数を見直すのも簡単な方法です。
すすぎを2回から1回にすれば、その分だけ使う水を減らせるうえ、洗濯にかかる時間も短縮できます。
ただし、どんな洗剤でもすすぎを1回にしていいわけではありません。
洗剤を選ぶときに、すすぎ1回に対応しているか確認しておきましょう。
ちなみに私が普段使っているのは、すすぎ1回に対応している、花王のアタックZEROです。
洗濯機もすすぎ1回に設定して使っていますが、実際に使っていて洗浄力に不満を感じたことはなく、すすぎを減らしたからといって洗剤が残っているような感じもありません。
使う水を減らせて、洗濯時間も短くなり、汚れもしっかり落とせるので一石三鳥です。
もちろん、すすぎ1回に対応している洗剤はアタックZEROだけではありません。
ライオンのNANOX one(ナノックスワン)やトップ クリアリキッドなど、ほかにもすすぎ1回に対応した洗剤があります。
もしかすると、今使っている洗剤もすすぎ1回に対応しているかもしれません。
まずは洗剤のパッケージを確認するか、ネット検索して確認してみてください。
すすぎ1回に対応しているのに、洗濯機をずっとすすぎ2回で使っているなら、設定を変えるだけですぐに節水と時短ができます。
対応していなければ、次に洗剤を買うときに、今まで使っているメーカーや好みに近いものから、すすぎ1回対応の商品を選んでみるのもおすすめです。
歯磨き・洗い物では水を出しっぱなしにしない
もうひとつ今でも意識しているのが、歯磨きや食器洗いで水を出しっぱなしにしないことです。
歯を磨いている間は蛇口を閉め、口をすすぐときだけ水を使います。
食器洗いも同じで、食器に洗剤をつけて洗っている間は水を止め、すすぐときにまとめて流すようにしています。
一回だけならわずかな違いですが、歯磨きも食器洗いも毎日のことです。
こちらもシャワーと同じで、必要のないときは水を止めることを習慣にしてしまえば、我慢して節約しているという感覚はほとんどありません。
水道代の節約は、水をできるだけ使わないようにするよりも、まずはムダに流している水を減らすことから始めるのが簡単です。
ただしこれは当たり前のことなので、私が今までやってなかったと反省することかもしれません。
お風呂・トイレでもできる一人暮らしの水道代節約術

ここまで私が実際にやっている節水方法を紹介しましたが、ほかにも水の使用量を減らす方法はいくつかあります。
ただ、節水方法そのものは、一人暮らしだから特別というものではありません。
お風呂で使うお湯を減らす、トイレで必要以上に水を流さないなど、基本的には家族で暮らしていても同じです。
一人暮らしの場合はもともと使う水の量が少ないため、無理に細かな節水を増やすより、毎日続けやすいものを取り入れるくらいで十分だと思います。
お風呂・トイレなどの水の使い方を見直す
お風呂では、湯船に張るお湯の量を少し減らすだけでも使用する水を減らせます。
毎回たっぷりお湯を張っているなら、給湯器の湯量設定を一段階下げるなど、自分が快適に入れる範囲で調整してみるといいでしょう。
また、定番の節水方法として、お風呂の残り湯を洗濯に使う方法もあります。
ただし、一人暮らしでは毎日洗濯しない人も多く、残り湯を使うために洗濯のタイミングを合わせるのは少し面倒です。
長時間ためておくことを考えると、無理に取り入れる必要はないと思います。
トイレでは、大と小のレバーをきちんと使い分けるだけでも節水になります。
実際に山形市上下水道部が行った「大」と「小」の検証では、トイレの性能によって差はあるものの、「大」は約8L、「小」は約6Lの水を使用するそうです。
わずか2Lの違いですが、4人家族が1年間きちんと使い分けた場合、すべて「大」で流した場合と比べて約20,160L、料金にすると約4,000円の節約になるという結果でした。
もちろん一人暮らしなら、これほど大きな節約額にはなりません。
それでもトイレは毎日何度も使うので、小で十分なときまで毎回なんとなく大で流しているなら、きちんと使い分けるだけでも無理なく続けられる節水になります。
こうした節水は、一回ごとの効果は小さくても、お金をかけずにすぐ始められるのがメリットです。
無理なく続けられるものだけを習慣にして、ムダに使っている水を少しずつ減らしていくくらいでいいでしょう。
ただし、一人暮らしの場合は、頑張って使用量を減らしても水道代が思ったほど安くならないことがあります。
なぜ節水しているのに料金が変わらないのか、次で詳しく見ていきましょう。
節水しても水道代が安くならないこともある

ここまで紹介した方法で使う水の量を減らしても、水道代が必ず安くなるとは限りません。
特に一人暮らしでは、もともとの水の使用量が少なく、基本料金の範囲内に収まっていることがあります。
たとえば、次のような生活をしている人です。
- 家にいる時間が短い
- 自炊をほとんどしない
- お風呂は湯船に入らずシャワーだけで済ませる
- 洗濯は週に1回程度
こうした生活なら、もともと使っている水の量が少ないため、すでに水道代が基本料金に近い可能性があります。
そこからさらに節水して使用量を減らしても、基本料金の範囲内であれば実際に支払う金額は変わりません。
先ほど紹介した札幌市のように、一定の使用量までは基本料金が変わらない地域では、月8㎥使っていた人が6㎥まで減らしても水道料金は同じです。
つまり、使う水の量を減らしたからといって、その分だけ水道代も安くなるわけではありません。
この点を考えると、一人暮らしで水道代だけを毎月1,000円安くするのは、住んでいる地域や現在の使用量によっては難しいでしょう。
逆に、基本料金の範囲を超えて水を使っている人なら、シャワーや洗濯などで使用量を減らすことで、水道代が安くなる可能性があります。
まずは水道料金の明細を確認して、自分がどのくらいの水を使っているのか確認してみてください。
水道代が下がらなくても節水するメリットはある
ただし、水道代が下がらないからといって、節水する意味がないわけではありません。
たとえば、シャワーで使うお湯を減らせば、水道代だけでなく、お湯を沸かすためのガス代や電気代の節約にもつながります。
すすぎを2回から1回にすれば、水の使用量を減らせるだけでなく、洗濯時間も短縮できます。
水道代だけで毎月1,000円を節約することにこだわるより、水・ガス・電気などの固定費全体で1,000円減らすくらいに考えたほうが、一人暮らしでは現実的です。
無理に水を使わないようにするのではなく、シャワーヘッドの交換やすすぎ1回など、生活の快適さを変えずに続けられる節水から始めてみてください。
一人暮らしの水道代節約でよくある質問(FAQ)

水道代や節水について意識するようになると、料金の仕組みや水の使い方など、さまざまな疑問が出てきます。
ここでは、一人暮らしの水道代や節水について、よくある質問をまとめました。
気になる項目があれば参考にしてください。
水がポタポタ垂れると水道代はいくらくらいになりますか?
蛇口から水がポタポタ垂れている程度でも、長く続けばかなりの水を無駄にしてしまいます。
東大阪市上下水道局によると、蛇口からポタッ、ポタッと水が漏れている場合でも、1日で約10L。
もう少し多いポタポタという状態では、1日でバケツ約3杯分の水が流れてしまうとしています。
仮に1日10Lなら、1ヶ月で約300Lです。
実際に増える水道代は住んでいる地域の料金体系や現在の使用量によって異なり、基本料金の範囲内なら請求額が変わらないこともあります。
ただし、わずかなポタポタでも年間では約3,650Lになる計算です。
少量だからと放置せず、蛇口を閉めても止まらない場合は早めに修理したほうがいいでしょう。
水道代は2ヶ月で平均いくらですか?
総務省の家計調査では、単身世帯の上下水道料を確認できます。
一人暮らしの平均を1ヶ月約1,900円とすると、2ヶ月では約3,800円がひとつの目安です。
ただし、水道料金は全国一律ではありません。基本料金や従量料金は自治体によって異なるため、同じ使用量でも住んでいる地域によって請求額は変わります。
シャワーを20分流しっぱなしにしたら水道代はいくらになりますか?
東京都水道局では、シャワーを3分間流しっぱなしにすると約36Lの水を使うとしています。
単純計算すると、20分間では約240Lです。
実際の水道代は地域の料金体系によって異なるため一律にはいえませんが、毎日20分使えば1ヶ月で約7,200Lにもなります。
上の項でも説明したように、シャワーを使わない時間だけでもこまめに止めれば、かなりの節水になります。
一人暮らしで水道代が3,000円は高すぎますか?
1ヶ月3,000円なら、一人暮らしの平均と比べると高めです。
ただし、住んでいる地域の料金、お風呂の入り方、自炊の頻度、洗濯回数などによっても水道代は変わります。
まずは検針票などで使用水量を確認し、以前と比べて急に増えていないか確認してみてください。
急に使用量が増えている場合は、蛇口やトイレなどから水漏れしていないか確認することも大切です。
水道代で一番かかるのは何ですか?
家庭で特に多くの水を使う場所のひとつがお風呂です。
東京都水道局の節水情報でも、一般家庭の浴槽の残り湯は約180Lが目安とされています。
また、シャワーも流しっぱなしにすると1分間で約12Lの水を使用します。
一人暮らしで水道代を節約するなら、毎日使うシャワーやお風呂から見直してみるといいでしょう。
水道代が高すぎる原因は何ですか?
水道代が急に高くなった場合は、まず使用水量を確認してください。
お風呂や洗濯の回数が増えたなど生活の変化に心当たりがなければ、蛇口やトイレ、水道管などから漏水している可能性もあります。
東京都水道局では、水をすべて止めた状態で水道メーターのパイロットが動いていれば、漏水している可能性があるとしています。
水道代だけでなく使用水量そのものが急増している場合は、一度確認してみましょう。
シャワーヘッドで水道代は変わりますか?
節水シャワーヘッドに交換して実際に使う水の量が減れば、水道代の節約につながります。
私が使っているSANEIのレイニーストップは節水率約50%のタイプで、手元のストップボタンも付いています。
ただし、一人暮らしではもともとの使用量が少なく、基本料金の範囲内に収まっていることもあります。
その場合は使用水量が減っても、実際に支払う水道代が変わらないことがあります。
水道代を節約する裏ワザはありますか?
特別な裏ワザを探すより、普段の生活をほとんど変えずに水の使用量を減らせる方法がおすすめです。
たとえば、節水シャワーヘッドに交換する、シャワーをこまめに止める、すすぎ1回対応の洗剤を使う、トイレの大小レバーを使い分けるなどがあります。
東京都水道局によると、歯磨きで30秒間水を流しっぱなしにすると約6L使いますが、コップを使えば約0.6Lで済み、約5Lの節水になります。
一回の差は小さくても、毎日無理なく続けられる方法を習慣にすることが大切です。
一人暮らしの水道代の基本料金はいくらですか?
水道の基本料金は全国一律ではなく、住んでいる自治体や水道メーターの口径などによって異なります。
たとえば札幌市では、家事用で口径25mm以下の場合、水道の基本料金は1ヶ月1,452円で、10㎥までは従量料金が0円です。
さらに、下水道使用料の計算方法も地域によって異なるため、実際に支払う上下水道料金は水道の基本料金だけでは決まりません。
一人暮らしは使用量が少なく、節水しても基本料金の範囲内に収まって請求額が変わらないこともあります。
自分の地域の基本料金や計算方法を知りたい場合は、お住まいの地域を管轄する水道局の水道料金ページを確認してください。
すすぎを1回にしたら水道代は節約できますか?
すすぎを2回から1回にすれば、洗濯で使用する水を減らせるため節水につながります。
上の項でも紹介したようにアタックZEROなどいくつかの洗剤が、ためすすぎ1回に対応しています。
それどころか、花王のサイトによると節水の点でも、ためすすぎ1回を推奨しています。
花王「アタックZEROの『すすぎ1回』は『ためすすぎ』で1回なの?」
すすぎが1回になれば洗濯時間も短くなります。
今使っている洗剤がすでにすすぎ1回に対応している可能性もあるので、まずはパッケージを確認してみてください。
まとめ
最後に、この記事の内容をまとめます。
一人暮らしの水道代は賃貸で月約1,900円が目安ですが、使用量が少ない場合は基本料金の割合が大きくなります。
料金体系は地域によっても違うため、節水しても基本料金の範囲内なら請求額は変わりません。
そのため、水道代だけで月1,000円下げるのは、正直なところ至難の業です。
それでも、無理なく続けられる節水はあります。
私がやっている主なことはこの3点。
- 節水シャワーヘッドへの変更
- すすぎ1回対応の洗剤を使う
- 歯磨きや洗い物で水を出しっぱなしにしない
ほかにも、トイレの大小レバーを使い分けたり、お風呂に張るお湯の量を減らしたりと、お金をかけずにできる方法があります。
水道代そのものが下がらなくても、シャワーのお湯を減らせばガス代の節約になり、すすぎを減らせば洗濯の時短にもなります。
しかも、こうした水の節約は道具も習慣もそのまま持ち越せるので、一人暮らしが終わったあとも続けられるものばかりです。まずは明細で使用量を確認してみてください。

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