
一人暮らしを始めて最初に「高いな」と感じるのが電気代ではないでしょうか。
安くしたいけど、やり方がわからない人が大半だと思います。
私も初めての一人暮らしでは、「あー今月も高かったな」で毎月終わっていました。
でも、ちょっとした工夫で電気代は下がります。
実際に私は、今では月1,000円ほど安くなっているはずです。
この記事では、賃貸の一人暮らしで電気代を安くする方法を、いろいろな角度から紹介します。
まずは自分の電気代が高いのかどうか、平均と見比べるところから始めてみましょう。
一人暮らしの電気代、平均はいくら?夏・冬の目安

電気代を下げる前に、まず知っておきたいのが「そもそも自分の電気代は高いのか?」です。
平均を知らないまま節約に走っても、下げる余地があるのかどうかわかりません。
まずは一人暮らしの平均と、季節ごとの目安を見て、自分の位置を確かめてみましょう。
一人暮らしの電気代の平均と目安
一人暮らしの電気代は、季節や住んでいる地域、部屋の広さによって差はあります。
総務省の家計調査 家計収支編(住居の所有関係別1世帯当たり1か月間の支出)によると、2025年の単身世帯のうち、賃貸(民営借家)の電気代は月平均5,484円です。

実際に私の場合も、7,000円を超えたら高いなって思っていました。
もし毎月これを大きく超えているなら、下げられる余地があるということ。
逆に平均前後なら、この記事の節約術で「もう一段」を狙う形になります。
夏と冬は電気代が高くなりやすい
電気代は一年中同じではなく、夏と冬に跳ね上がります。
理由はシンプルで、冷房と暖房、つまりエアコンの使用が電気代の大きな部分を占めるからです。
特に冬は、エアコンに加えて暖房器具を併用しがちで、夏より高くなる人も少なくありません。
逆に言えば、電気代を下げるカギはこの冷暖房にある、ということ。次の項から、具体的にどう下げるかを見ていきます。
すぐできる!電気代を月1,000円下げる節約術

電気代が高くなる原因の多くは、エアコンなどの冷暖房です。
効果の大きいところから手をつけていくと、実際に私はこれで月1,000円ほど下がりました。
ここでは、私がやって効いたものを、効果の大きい順に紹介します。
賃貸でエアコンが古いなら管理会社に相談してみる
電気代が高い原因が、実はエアコン本体の古さ、ということがあります。
10年以上前のエアコンは今の機種に比べて電気代が高く、買い替えるだけで消費電力が下がることも珍しくありません。

賃貸だからエアコンは元々ついてるものだし…
賃貸だと、自分でエアコンを買い替えるわけにもいきません。
あなたが住んでいる賃貸のエアコンをチェックしてみてください。
私の場合、エアコンの効きが悪くてエアコンの年数を見たら15年前のものでした。
そのことを管理会社に伝えたところ、数か月後に新品へ交換してもらえました。
そのときは節約という気持ちよりも、確実に涼しくなったうれしさの方が大きかったです。
ただ、当然ながら電気代も節約できていたはずです。
設備は大家さんの持ち物なので、交換してもらえれば費用の負担はゼロ。
壊れていないと替えてもらえないことも多いので必ずとは言えませんが、10年以上前のエアコンで効きも悪いなら、言ってみて損はありません。
契約アンペアと料金プランを見直す
毎月の電気代には、使った分とは別に「基本料金」が含まれています。
契約アンペアによって基本料金が決まるプランでは、アンペア数が大きいほど基本料金も高くなります。
アンペアとは、一度にどれだけ電気を使えるかの上限のことです。
一人暮らしでそこまで大きなアンペアが要ることは少ないので、契約を1段階下げれば、それだけで基本料金が毎月下がります。
電力会社に連絡すれば変更でき、使い方を変えなくても効くのが強みです。
ただし、この見直しが効かない場合もあります。
関西・中国・四国・沖縄などアンペア制ではない地域や、電気代が家賃に込み・定額になっている物件では、自分でアンペアを動かせません。
込みや定額の物件は、そもそも料金の仕組みを自分で選べないので、気になる場合は管理会社に確認してみましょう。
自分で契約している人は、あわせて料金プランの見直しも有効です。
今は電力会社やプランを選べるので、生活スタイルに合ったものに変えるだけで単価が下がることがあります。
照明はLEDに替えるだけで地味に効く
毎日つける照明も、地味に電気を使っています。
もしまだ白熱電球や古い蛍光灯を使っているなら、LEDに替えるだけで消費電力がぐっと下がります。
しかも寿命が長いので、電球を買い替える頻度も減って、交換の手間まで少なくなります。
一度替えてしまえば、あとは何も意識しなくても効き続けるのが、LEDのいいところです。
使う部屋から少しずつでも替えていくと、無理なく電気代を減らせます。
あわせて、使っていない部屋の照明をこまめに消すのも、当たり前のようでいて効きます。
特にトイレや玄関など、つけっぱなしになりがちな場所を意識してみてください。
暖房・冷房・待機電力など項目別の電気代見直しポイント


ここからは、日々の暮らしの中で「意識してみると変わるかも」という気づきをいくつか紹介します。
生活パターンは人それぞれなので、正解や不正解はありません。
自分の暮らしに当てはまりそうなものだけ、取り入れてみてください。
電気を使う時間帯を意識してみる
意外と見落としがちなのが、電気を使う時間帯です。
時間帯によって電気代が変わるプラン(夜間が安いプランなど)に入っているなら、洗濯を夜に回すなど、電気を使う時間をずらすだけでも電気代を抑えられます。
私の場合、最初に住んでいたのがオール電化のワンルームでした。
深夜の安い電気でタンクにお湯を沸かしてためておくタイプで、シャワーでお湯を使いすぎると、しばらくお湯が出なくなってしまうんです。
それで嫌でもお湯を使いすぎないように意識するようになりました。結果的に、それが電気代の節約にもつながっていた気がします。
ただ、時間帯で単価が変わらないふつうのプランだと、時間を気にしても変わりません。
無理に生活を変えず、まずは自分のプランを確認してみてください。
冷房・暖房のエアコン設定温度と掃除を少しだけ意識してみる
エアコンは電気代の主役なので、少し意識するだけで効いてきます。
「夏は設定温度を下げすぎない、冬は上げすぎない。」
「28℃を目安に」とよく言われますが、暑いのを我慢してまで28℃にこだわる必要はありません。
無理のない範囲で、設定温度をちょっと気にするだけでも変わります。
もう一つが、フィルターの掃除です。
フィルターがほこりで詰まると効きが悪くなり、そのぶん余計に電気を使います。
月に1回、エアフィルターや上の吸い込み口をさっと掃除するだけで、効きが戻って電気代のムダも減ります。
オール電化の電熱線コンロは意外と電気を食う
オール電化のワンルームだと、キッチンが電熱線のコンロ、ということがあります。
あの赤くなるタイプは、実は電気を食うわりに温まるのが遅く、あまり効率がよくありません。
私が最初に住んだ部屋がまさにこれで、備え付けは使わず、簡易的なガスコンロを別に用意していました。
そのほうが料理も早くできて、電気代の面でも助かっていた気がします。
備え付けだから使わなきゃ、と思いがちですが、使い勝手が悪いなら別の調理器具を用意するのも一つの手です。
ただし、簡易カセットコンロならカセットボンベ代がかかるので、トータルで安くなるとは限りません。
待機電力を削減するのって意味あるの?
節約術でよく聞くのが「使わない家電はコンセントを抜こう」という待機電力の話です。
ただ、正直に言うと、いちいち抜き差しする手間のわりに、そこまで大きく変わるものではありません。
しかも注意したいのが、待機電力が多いからといって、エアコンのコンセントをこまめに抜くのは逆効果だということ。
エアコンは抜くと、次に運転できるまで時間がかかる機種もあり、頻繁な抜き差しには向きません。
なので、無理に頑張る必要はないと思います。
やるなら、使わない家電をスイッチ付きの節電タップにまとめて、一度に切れるようにしておくくらいで十分。
手間なくできる範囲でやれば大丈夫です。
一人暮らしの冬の電気代を節約する方法|私が実施した3つの節約術


冬は電気代が高くなるイメージがありますよね。
でも私の実感だと、冬の電気代は夏とそんなに変わりません。
むしろ、夏の方が高いくらいです。
というのも、夏は寝ている間の熱中症を防ぐために、エアコンを切るわけにはいきません。
夜通しつけっぱなしが基本です。
一方で冬は、布団に入ってしまえば暖かいので、寝るときにエアコンを切れます。この「夜つけっぱなしにするかどうか」の差が、意外と大きいんです。
つまり冬は、暖房の使い方しだいで、電気代をわりと抑えやすい季節ということ。
ここでは、私が実際にやっていた3つの電気代節約方法を紹介します。
電気ストーブは、手軽な値段で買えてオシャレなのも多いですよね。
足元などにおいてスイッチを入れればすぐ暖かくて手軽なのですが、実は消費電力が大きい暖房器具です。
しかも、当たっている部分しか暖まらず、部屋全体は暖かくならないので、メインの暖房にするには効率がよくありません。
私も以前は使っていましたが、電気代がかかる感じがして、使うのはやめました。
すぐ暖かいのでつい頼りたくなりますが、つけっぱなしにすると電気代がかさみます。
冬の暖房の主役は、別のものに任せた方が安くつきます。
電気ストーブの代わりに主役にしたのが、こたつです。
こたつも電気は使いますが、電気ストーブのようにずっと電力を使い続けるわけではありません。
こたつは中が温まると自動でヒーターが切れ、温度が下がるとまた入る仕組み(サーモスタット)になっています。
布団で熱を逃がさないので、一度温まれば切れている時間が長く、そのぶん電気代を抑えられます。
暖める範囲も、布団の中の下半身だけ。
部屋全体の空気を暖めるエアコンに比べると、狭い範囲を効率よく暖められます。
一人暮らしで、こたつに入って過ごす時間が長いなら、エアコンをつけっぱなしにするより安く済みます。
ただし、こたつも一日中つけっぱなしにすれば、それなりに電気代はかかります。
こまめに消したり、設定を弱めにしたりと、使い方次第なところはあります。
それでも、エアコンをつけっぱなしにすると電気代が気になりますが、こたつならその心配なく使えました。
そして、寝るときに活躍したのが電気毛布です。
電気毛布は消費電力がとても小さいのに、体に直接触れて暖めてくれるので、少ない電力でしっかり暖かい。
寝る前に布団を暖めておけば、あとは毛布の暖かさだけで朝まで快適に眠れます。
私は冬の夜、暖房はこの電気毛布だけで過ごしていました。
それでも寒さを感じることはなく、夜のあいだ暖房をつけっぱなしにする必要がないぶん、電気代もかかりません。
冬の夜の電気代を下げたいなら、電気毛布はかなりおすすめです。
ちなみに湯たんぽでもいいのですが、私は極度の冷え性なのでもっぱら電気毛布にしてました。
電気代の見直しによくある質問Q&A


電気代を安くする方法は、住んでいる物件や契約しているプラン、使っている家電によっても変わります。
ここでは、賃貸の一人暮らしで電気代を見直すときに気になりやすい疑問をまとめました。
自分に当てはまりそうなものは、チェックしてみてください。
電気代をすぐ安くする裏ワザはありますか?
残念ながら、一発で劇的に下がる裏ワザはありません。
強いて言えば、契約アンペアを下げて基本料金を減らすのが、使い方を変えずにすぐ効く方法です。
あとは、この記事で紹介したような小さな見直しを積み重ねるのが、結局いちばん確実です。
一人暮らしの電気代は何から見直すと安くなりますか?
効果の大きい順です。
まずは、変更できるなら契約アンペアと料金プランの変更、次にエアコンの使い方、そのあとに照明のLED化、という順番で手をつけると、ムダなく下げられます。
細かいところもすべてやろうとすると疲れてしまうので、効果がありそうなところから始めるのが基本です。
冬の電気代を安くするにはどうしたらいいですか?
冬は暖房器具の選び方と使い方で、電気代がかなり変わります。
すぐ暖かい電気ストーブは消費電力が大きいので、メインの暖房には向きません。
日中はこたつ、寝るときは電気毛布を使うと、部屋全体を暖房で暖め続けるより電気代を抑えられます。
冬は布団に入れば暖かいぶん、寝るときに暖房を切れるのも強みです。
詳しくは記事本文の「冬の電気代を節約する方法」で紹介しています。
エアコンの電気代を安くするなら何度に設定すればいいですか?
環境省は、冷房時の室温28℃、暖房時の室温20℃を目安として推奨しています。
エアコンメーカーのダイキンによると、暖房は設定温度を1℃下げるだけで約10%の節電になるようです。
ただ、暑さ寒さを我慢してまで数字に合わせる必要はありません。
寒いときは厚着をしたり、カーテンを閉めて熱を逃がさないようにすると、設定温度を上げなくても暖かく過ごせます。
無理のない範囲で、少し控えめにするのがコツです。
オール電化の一人暮らしでも電気代を安くできますか?
オール電化は、夜間の電気料金が安いプランになっている場合があります。
まずは契約している料金プランを確認して、洗濯など時間をずらせるものは安い時間帯に寄せるのがポイントです。
また、深夜にお湯を沸かしてタンクにためるタイプの給湯器なら、お湯を使いすぎないことも節約につながります。
冷蔵庫の電気代を安くする方法はありますか?
庫内の温度設定を「強」から「中」にする、食品を詰め込みすぎない、扉を開けている時間を短くする、といった工夫で少しずつ下がります。
冷蔵庫は壁との間に少し隙間を空けて置くと、放熱がスムーズになって効率も上がります。
夏の電気代を安くするにはどうしたらいいですか?
夏は冷房が主役なので、設定温度を下げすぎないのが基本です。
すだれやカーテンで直射日光を遮ると、部屋が暑くなりにくく、そのぶん冷房のムダも減ります。
扇風機やサーキュレーターを併用して空気を回すと、設定温度を高めにしても涼しく感じられます。
炊飯器は保温を切った方が電気代は安くなりますか?
長時間の保温は、意外と電気を使います。
数時間なら保温のままでも大きくは変わりませんが、それ以上置くなら、一度スイッチを切って、食べるときに電子レンジで温め直す方が安くつくことが多いです。
まとめて炊いて冷凍しておくのも手です。
賃貸・アパートでも電気代を安くできますか?
できます。
契約が自分名義なら、アンペアやプランの見直しは賃貸でも可能です。
古いエアコンの交換を管理会社に相談することもできます。
ただし、電気代が家賃に込み・定額の物件だと料金そのものを自分では動かせないので、その場合は管理会社に確認してみてください。
電気代を安くするグッズで効果があるものはありますか?
手軽なものだと、スイッチ付きの節電タップやLED電球あたりが定番です。
数百円〜数千円で、一度用意すれば効き続けます。
ただ、「挿すだけで電気代が激減」とうたうような怪しいグッズには注意してください。
効果が確認できないものも多いので、基本の見直しの方が確実です。
まとめ
最後に、この記事の内容をまとめます。
賃貸の一人暮らしでも、電気代を下げる方法はいろいろあります。
私自身、いくつか見直したことで、今では月1,000円ほど安くなっているはずです。
効果が大きかったのは、古いエアコンを管理会社に相談して新品に交換してもらったことです。
エアコンの交換は例外的なことですが、設備が大家さんの持ち物なので、条件が合えば費用の負担なく交換してもらえることがあります。
冬は、電気ストーブをやめて、日中はこたつ、寝るときは電気毛布に切り替えたことで、暖房代を抑えられました。
夏と冬の電気代がそれほど変わらなかったのも、この工夫があったからだと思います。
どれも、特別なお金をかけずに始められるものばかりです。
まずは自分の電気代が平均と比べて高いのかを確かめて、できそうなものから一つずつ試してみてください。
小さな見直しの積み重ねが、毎月の電気代をしっかり軽くしてくれます。












コメント