せっかく手に入れた限定スニーカーや、お気に入りの履き慣れたランニングシューズ。

かかとの内側が破れてしまい、履けないけど捨てられない…
そんな悩みを抱えている人、意外に多いのではないでしょうか?
実際、私も同じ悩みを抱えていました。
諦めるのはまだ早いです。
スニーカーのかかと内側の破れや擦り切れは、補修パッチを使えば、誰でも自分で簡単に直せます。
しかも、特別な道具やスキルはいりません。
通販で手に入るグッズだけで、誰でもできるレベル。



不器用な自分には無理だし、修理なんて面倒くさい…
そう思っていた私も、たった10分の補修でかかとが破れてボロボロのスニーカーやランニングシューズが履けるように復活しました。
- スニーカー修理に必要な道具
- スニーカーかかと内側の直し方(写真付きで解説)
- スニーカーの補修できる部位や直し方
この記事では、DIY初心者でも安心して試せるスニーカー&ランニングシューズ修理術を、画像付きで丁寧に紹介します。
「もう買い替えるしかない」と思っていたお気に入りの一足が、また履けるようになるかもしれませんよ。
スニーカーやランニングシューズのかかと内側の破れ原因や予防方法


お気に入りのスニーカーやランニングシューズのかかとの内側だけが破ける。
そんな経験、スニーカー好きならよくありますよね。
ソールも外見もまだまだキレイなのに、下駄箱にしまったままになりがちです。
実はこのスニーカーのかかと内側の破れ、構造上かなり多くの人に起こりやすいトラブルなのです。
スニーカーやランニングシューズかかと内側のやぶれの原因はこの3つ
スニーカーやランニングシューズの内側の破れの原因は主にこの3つ。
靴のサイズが微妙に合っていない
スニーカーを買うとき、ジャストサイズと思っても、布や革なので履いているうちに少し大きくなります。
また、最初から実はわずかに大きいことが多いです。
とくにNikeやアディダス、アシックスなど、メーカーによってサイズ感が微妙に違います。
また、シューズの種類によっても、いつも通りのサイズでもフィット感が変わることがあります。
このわずかなズレが、歩行時のかかとの浮き・ズレにつながり、かかとの内側がこすれて破れてしまうのです。
靴ひもを毎回きちんと結んでいない
スニーカーは、脱ぎ履きしやすいように、スニーカーの紐は緩めのままにしている人が多いと思います。
緩く履いていると、かかとが靴の中で動くたびに生地がすれ、かかとの擦り切れがどんどん進行していくのです。
できれば、毎回しっかりと紐を結ぶ癖をつけておくとスニーカーは長持ちします。
長時間履いたときの湿気や汗による劣化
とくにジョギングやランニングが趣味の人などは長時間履きます。
そうすると、靴の内側は湿気や汗でダメージを受けやすくなるのです。
知らないうちに素材が劣化し、「気がづけば、かかとに穴が開いていた」というケースも少なくありません。
スニーカーのかかと内側の破れは修理の前に「予防」もできる
かかとの内側が破れる前に、日常のちょっとした工夫で予防することもできます。
私のようにランニングやジョギングを趣味にしている人は、ランニングシューズなどはソールよりも先にかかとの内側が破れることが多いのではないでしょうか?
ここで紹介する方法を実践することで、今まで以上にかかと内側の破れを防ぐことができます。
中敷きを使ってサイズを微調整する
少し大きめの靴は、かかとが浮いて擦れやすくなります。
中敷きで足の固定感をアップすることでかかと内側の破れを防げます。
靴ひもを毎回しっかり結ぶ
脱ぎやすいようにスニーカーの紐を緩くしたままだと、足がズレて摩擦が起きやすくなります。
歩くたびに少しずつ生地が擦れて劣化する原因になるのです。
補修パッチを“破れる前”に貼っておくという選択肢
実は「どうせ破れるから」と、最初から補修パッチを貼っておく人も結構多くいます。
見た目にも響かず、手軽に寿命を伸ばせる意外な予防策です。
また、どんな靴でも長持ちさせるには、長時間履いた後は陰干しで湿気を逃がすことも忘れずに。
カビやニオイを防ぐ効果もあります。
スニーカーかかとの内側がすでに破れてしまったら?



お気に入りのスニーカーだったけど、破れちゃったしもう捨てるしかないかな…
そんなふうに思ってしまうのも無理はありません。
実際、私もそうでした。
しかし実は、自分で簡単に補修できる方法があるんです。
しかも、特別な道具や技術は一切不要。
1,000円以下の通販で手に入るアイテムだけで、しっかり直せます。
次のセクションでは、初心者でも安心してできるかかと内側の補修手順を写真付きで詳しく紹介していきます。
【写真で解説】スニーカーかかと内側の破れ補修手順と直す方法


スニーカーやランニングシューズのかかと内側の破れは、高いお金を出して靴修理店に出さなくても自分で簡単に補修可能です。
この項では、補修シールをネット通販で買ってみて、かかとの破れを直した方法を画像付きで紹介します。
因みに、ここで紹介してるジョギングシューズは、ナイキのペガサスです。
多分1,000km以上走っていてかかとの内側も破れて大きな穴が開いてしまったシューズです。
今あるのは、もう補修しちゃったのしかないのでこちらのシューズで説明していきます。
といっても、穴が開いた場所に補修シールを貼るだけです。
かかと内側の破れをチェック


まずは、スニーカーかかと内側の破れた穴の大きさや汚れの有無などを確認します。
汚れたままだと、シールがしっかり接着しないのでしっかりキレイにしておきましょう。
インソール(中敷き)を外す


インソール(中敷き)がある場合は、外しておいた方がスムースに貼れます。
補修シールを穴の大きさよりも大きくカットする


シールを靴のかかとの形にあわせてハサミでカットしていきます。
補修シールはそのままでも大丈夫な場合もありますが、私が購入した補修シールはちょっと大きかったです。
補修シールは色もそうですが、素材もメッシュタイプなど色々な種類があります。
私の場合は、複数のスニーカーの補修をしたかったので、たくさん入っている補修シールにしました。
↓穴が開いてても捨てられないスニーカーが多かったので、これと黒のと2種類買いました。


補修シールを少しずつ切って大きさを整える


それほど気にすることはないですが、少しずつハサミで切って、その都度、穴の部分にあてながらの作業だと失敗は少ないです。
カットした補修シールをかかとの内側に貼る


シワにならないように、補修シールを真ん中から破れた穴を塞ぎます。
かかと内側の穴の補修は完成


最後にインソール(中敷き)を入れて完成です。
全部の工程も、丁寧な作業したとしても10分ほど、慣れれば約5分ほどで終了します。
今回実際に補修した補修キットは、枚数が入っているので複数、かかとの内側の穴が開いたスニーカーを持っている人はお得ですよ。
3足分入っているので、1足約260円で補修できるのです。
色々な色が揃っているので、修理したいかかとの色と近い修復シールが選べます。


かかと内側の補修シールは予防的にも使える


使用頻度が多い、結構お気に入りの「ナイキ エア ペガサス 83 プレミアム」も、かかと部分に毛玉が浮いてきました。
エアペガサスは履きやすくて、この色はあまり見たことがなくどんなズボンにもあうので、割とヘビロテです。
上で紹介した補修シールを貼って予防的に補修してみました。
毛玉部分だけなので、一番小さいシールを半分に切って丁度いい感じです。
この色はもう販売していないのでより大事に使いたいと思います。
このように、気に入ったスニーカーや靴などには予防的な補修もできるので便利です。
スニーカーの自分で修理はどこが破れてもOK?部位ごとに紹介


スニーカーやランニングシューズの破れや剥がれは、「かかと内側」以外にもいろんな箇所で起こるもの。
しかし、実は意外と簡単にセルフ補修できる部位もあります。



自分で本当に直せるの?
と不安に思う方も多いかもしれません。
自分でも修理できそうなのは、この辺り。
- かかと内側の破れ
- ソール(靴底)の剥がれ
- つま先などの穴あき
ここでは、スニーカーの破れやすい部位と、セルフ補修できるかどうかを部位別にわかりやすく解説していきます。
なお、あくまでDIY素人が実施する目線で説明しているので、自分でできる人は参考にはなりません。
スニーカーのかかと内側の破れは貼るだけ補修が簡単にできる
DIY難易度 | (初心者向け) |
---|---|
自分で修理する場合の費用 | 1,000円以下 |
修理店に出した場合の相場 | 4,000円~12,000円 |
※靴修理店価格は、ネットで調べましたがお店によってピンキリです。
スニーカーやランニングシューズでもっとも多いのが「かかとの内側の擦れによる穴」です。
歩き方やサイズのズレ、靴ひもの緩さが原因となり、知らないうちに破れていることもあります。
この部分は、布用の補修パッチを貼るだけで補修できるため、初心者でも安心です。
しかも、スニーカーやランニングシューズだけでなく、革靴などどんな靴でも対応可能です。
- 穴が小さい〜中程度
- 布が崩れていない
- 見えない場所なので仕上がりを気にしなくてOK
レザーシートなどの場合は、ボンドなどを使う場合もあるかもしれません。
しかし、自分でやるので布用補修パッチで十分だと思います。


スニーカーのソールが剥がれた場合は靴用接着剤で補修できる
DIY難易度 | (中級者向け) |
---|---|
自分で修理する場合の費用 | 1,000円前後 |
修理店に出した場合の相場 | 3,000円~7,000円 |
※靴修理店価格は、ネットで調べましたがお店によってピンキリです。
スニーカーの靴底(ソール)が剥がれてめくれてしまった場合、程度によっては自分で直すことも可能です。
但し、曲げる部分や力がかかる箇所は再剥離しやすく、強力な接着剤が必要になります。
しかし、加水分解などで素材そのものが崩れている場合は素人では修理は不可能です。
ソールごと交換する必要があります。
汚れをよく落とし乾燥され、靴用の強力接着剤でソールと靴本体を密着させます。
輪ゴムなどで押さえておくと、接着力が増すのでおすすめです。
- ソールの一部がパカッとめくれた程度
- ソールの材質が生きていてボロボロ剥がれない状態
- ベタベタしていない
ソールの剥がれは、耐水性のある靴用の強力接着剤で接着するだけです。
上でも説明しましたが、ソール自体がボロボロと剥がれる加水分解されそうな場合はソールを交換する必要があります。


ジョギングシューズのつま先などに穴が開いたときは?自分で修理可能
DIY難易度 | (中級者向け) |
---|---|
自分で修理する場合の費用 | 1,000円以下 |
修理店に出した場合の相場 | 3,000円~8,000円 |
※靴修理店価格は、ネットで調べましたがお店によってピンキリです。
つま先にできる穴や擦り切れは、主に薄い生地でできたジョギングシューズに起こる現象です。
- 穴が小さい or 擦れだけ
- 表面の布や合皮がめくれていない
- デザイン的に目立っても気にしないならOK
自分で修理する場合は、小さい穴なら内側から補修シートを貼るかボンドで補修などの方法が一般的です。
大きい穴の場合でも裏から色が同じような色の強力テープなどで補強し、それ以上大きくならないようにしましょう。
ランニングシューズに開いた小さい穴は、かかとの内側と同じように、同じ色の布用補修パッチを内側から付けるだけで目立たなくなります。
ハサミで適当な大きさに切って使えるので便利です。


自分でスニーカー修理のよくある疑問や質問|Q&Aで不安を解決!


破れてしまったスニーカー、実際にどう修理すればいいのか、失敗しないか不安な人も多いはずです。
ここでは、スニーカーのかかと補修について、よくある疑問や気になる点をQ&A形式でまとめました。
「自分で直すのは不安…」という方も、きっと安心できるような内容だと思います。
スニーカーのかかと内側が破れる原因は何ですか?
主な原因は、歩き方や靴のサイズが合っていないことによる「かかとの擦れ」です。
特に、足が細めの人や、脱ぎ履きを雑に行うクセがある人は、かかとが靴の内側に当たりやすくなります。
メーカーによってサイズ感に差があることもあり、同じサイズでもフィット感が変わるため注意が必要です。
DIY初心者でも失敗せずにスニーカー修理できますか?
全く問題ありません。この記事で紹介している方法は「切って貼るだけ」の簡単な手順です。
裁縫や特別な技術は一切不要で、不器用な方でも約10分程度で完了します。
失敗してもやり直しできるので、安心してチャレンジしてください。
修理した部分の見た目はどうなりますか?不自然になりませんか?
補修材の色を靴に合わせれば、目立ちにくく自然な仕上がりになります。
特にかかとの内側は外から見えない位置なので、多少の違和感があっても目立ちません。
自分で修理したスニーカーの箇所はどのくらいもちますか?
普通に履いていれば、3〜6ヶ月程度は問題なく使用できます。
ただし、同じ部分に負荷がかかり続けるため、歩き方を少し意識したり、他のスニーカーとローテーションで履いたりすることで、より長持ちさせることができます。
通販で買う補修パッチは何枚か用意されているので、もしまた傷んだら剥がして同じように補修するといいでしょう。
自分で修理した部分がまた破れたら繰り返し直せますか?
はい、補修パッチは繰り返し貼り直すことができます。
素材が完全に崩れていない限り、再度補修材を貼ることで応急処置が可能です。
ただし、同じ場所が繰り返し破れる場合は、歩き方やサイズ調整の見直しも必要かもしれません。
つま先に穴が開いた場合も同じ方法で修理できますか?
つま先の穴は、材質や穴の大きさによって修理方法が異なります。
小さな穴なら今回紹介する方法でも対応可能ですが、大きな穴の場合は縫い付けなど別のアプローチが必要になります。
靴修理店に頼むといくらくらいかかりますか?
スニーカーのかかと修理といってもピンキリです。
例えば、かかとにパッチを貼るだけなら3,000円前後、履き口のステッチをほどいて分解して新しい布などで修理する場合は、両足で15,000円前後かかります。
パッチを貼るだけなら、もっと費用も安く自分でもできるのでチャレンジしてみましょう。
毎日履いているスニーカーは何年くらい持ちますか?
一般的に毎日履く場合は1〜2年程度が寿命と言われています。
ただし、早めに補修することで寿命を延ばすことも可能です。
かかと内側の破れを放置すると他の部分も傷みやすくなるため、発見したらすぐに修理するのがおすすめ。
また、ソールの減りや剥がれなども自分で修理が可能な場合もあります。
まとめ
スニーカーやランニングシューズの「かかと内側の破れ」は、実は自分でも簡単に直せるトラブルです。
しかも、通販で買える補修パッチを使えば、特別な道具も不要。
穴が開いたスニーカーが、たった10分の作業で再び履けるようになります。
今回紹介したように、修理できるのは「かかと内側」だけでなく、「ソールの剥がれ」や「つま先の小さな穴」なども含まれます。
修理店に出すと数千円かかる修理が、200円〜1,000円で解決できるのは大きな節約効果です。
大切なのは、「破れたからといって、すぐに捨てないこと」。
お気に入りの一足、ぜひ補修してもう一度活躍させてみてくださいね。
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